去年に引き続き大雪が来て、母親がすっころんで骨を折った。以前から骨粗しょう症を患っていて、わりと簡単に折れてしまうのだ。「僕の医者人生で○○さんが最年少です」と主治医に言わしめた1回目の大腿骨骨頭から始まって実に3回目。いずれも大雪の日である。もう雪の日は通院もあきらめた方がいい。通ってる病院もそう言ってた。
そして3回目も同じ病院に入院する事になり、さっそく病棟の看護師さんと「○○さんまた来ちゃったのぉ!?」「いやぁ(笑)またお世話になります(笑)」とか小粋なトークを交わす始末である。交わしている場合か。
そんな折りに、攻殻機動隊S.A.C.の笑い男事件発生日「2024年2月1日」という事で、笑い男事件のストーリーを抜粋した総集編が無料公開されていた。個人的に笑い男事件一連のストーリーより個々のショートストーリーの方が好きなのだが……まさにオタク・サブカルどっぷりだった頃に見ていた作品だったので思い入れは深い。なんなら「S.A.C.や押井の素子より原作のカラッとしてえっちな少佐が至高やね」とか拗らせることもできるわよ。
それはそれとして。現実世界も攻殻と同じくらいにサイボーグ技術が高ければ「機械の義足に変えちゃいましょう」とか言われてたんだろうか、なんて思ったりしていた。度重なる骨折で寒いときは痛んで思うように歩けないし、そもそも骨粗しょう症でまた折れる恐怖を抱えて立っているより断然良い、と思い切りのよい母親は言うかもしれないな。機械の脚を手に入れるのだから子のわたしよりも早く歩いたりするのだろう。あ、今ちょっとイラッとした。
4年前にもやったことだろ&義体化におもいをはせる日

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