あえて願掛けとしての喪服購入

突然の話ではあるんですが、先月祖母が骨折入院してからまさに「坂道を転げ落ちる」という表現がぴったりな勢いで容態が悪くなり、余命を宣告されたりなどしてまいりました。早くとも1ヶ月、長くとも半年。幅が広いんじゃあ……
そういったこともあり、これまた骨折で入院中の母から「喪服を購入せよ」という指令があり。「私が出る前にポックリ逝く可能性はある。備えよ」とのことです。
えーでもそれ待ち望んでるみたいで嫌だなぁ……と難色を示しておりましたが、
「あんた、一族の性格考えてごらん。あまのじゃくでひねくれた奴ばっかじゃろ」
「用意してるなんてなったらなにくそってなるから」
 
た し か に。
 
「願掛けだわね願掛け」と背中を押されイオンに買いに出かけましたとさ。
そして思った以上の号数を買うことになりショックを受けるのだった。おのれ自粛太り…………
 
+++++
 
いい加減この歳になっても喪服が必要になる機会がなかったのは幸いな事なんですが、「えっ私今まで持ってなかったん……?」
と愕然とした事は確かだったりします。
たまたまイオンで会った知人にそういった話をしたところ、
「私はー……あー20代の頃にいとこが急逝したり親戚の若い人が立て続けにって事があってさぁ、その時に親に買ってもらったわ。まだそれでしのいでるな」
という話だった。……聞いてよかったんですかねその話。
 
 
さて、あとは一族のひねくれ根性に期待するしかねえな。

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